まるでだめなおたく
 

 

 
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閉鎖して移転したけどブログだけ残してあったVitaminXの自分の書いたあれこれを読み直してみたら、何だかグワッと来るものがあってここ数日VitaminXな感じで日々を過ごしています。
やっぱりB6っていいな!
翼可愛いよ翼…!!!
あと、悠里先生ってやっぱり可愛いと思うんだ…色んな乙女ゲームの中でも一番を争うくらいの可愛さ。
私は乙女ゲームはヒロイン=自分ではないので、ヒロインが可愛くて可愛くて俺の嫁にしたいけれどぐっと我慢して攻略対象で幸せにしてやりたいというタイプです。
(遙かの場合はヒロインで攻略対象を幸せにしたいという感じなので、またちょっと別格なんですけど)
何かもう、再燃して悠里先生ウオオオオオオオオオ!ってなっているこの気持ちをどうにかしたい。
とりあえずDSiは充電した。
いつでも悠里先生に会えるぜ…?

でも今ブレデフォしてるので、まだ悠里先生には会いません。

追記はカッとなって書いたはじゆり。
何か私の小野Dのイメージは、やっぱりはじめなんだよなーと思う…。
そしてたっつんのイメージも翼で、翼の声のトーンのたっつんが好き。
VitaminXは声とキャラが合いすぎててもうね!!

 

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「なあ、先生。俺が先生のこと好きだって言ったら、どうする?」

それは、俺にしては思い切った告白だった。
今思えば拙くてガキみたいな告白―――というよりはただの質問にしか過ぎなかったけれど、あのときはそれが精一杯だったのだ。

「どうしたの、藪から棒に。そうね…一くんから好きって言われたら、ありがとうって答えるかしら」

ふふ、と嬉しそうに笑う先生の顔にはそれ以上の感情は全く含まれていなかった。
教え子に慕われて嬉しい、それだけだ。
好きの意味をちゃんと受け取ってもらえていないことが悔しくて、俺は思わずガンと机を拳で叩いていた。
きゃっと小さな悲鳴を上げた先生が目を丸くして俺を見る。
暴力で物事を解決することを止めたはずの俺の、荒々しい態度に動揺を隠しきれていない。
けれど、逃げないのが先生だ。
俺に暴力を振るわれるとか、もっと酷いことをされるとか、そんなことは一切頭の中にないだろう。

「どうしたの、一くん」

あるのは、ひたすらに真っ直ぐに俺を案じる瞳。
いつだって教師であろうとする、優しい人の姿。

「……覚えていてくれよ、先生。俺が先生を好きだってこと。この先もずっとそうだってこと。絶対に忘れないでくれよな」

手を伸ばす。
夕暮れの教室は燃えるように赤く染まっていて、先生の頬も綺麗に色づいていて、胸がきゅうっと痛くなる。
かさついた手のひらで触れた先生の頬は柔らかくて滑らかで、すっぽりと覆ってしまえそうなほど小さくて、女の子なんだと唐突に思った。
知っていたはずなのに、改めて自覚するとまるで違う。
こんな細い腕で、殴れば壊れてしまいそうな華奢な身体で、一年間ずっと俺を見捨てることなく走り回ってくれたのだ。
女の子、なのに。
俺がどんなことをしてもそのたびに腕まくりをして立ち向かってくるような人だった。

「あんたに釣り合うくらいの男になったら、あと何年かしたら、ありがとうじゃなくて違う言葉を言わせてみせるからさ」

大人になって、先生をちゃんと女の子の姿でいさせてあげられるくらいになったら。

「それまでは先生の隣、空けといてくれよ?」

手を離す代わりに身を乗り出して唇を押し当てた。
本当は赤く艶めいた唇にキスしたかったけれど、数年後の俺のためにとっておこうと我慢をする。

「はっ、一くん、ちょっと何するのよー!」
「何って、キス?リザードマンの、ええと…予約?」
「何ですかその怪物は!予約はリザーブですっ」
「そうそうそれ」
「そうそう、じゃないわよ!」

そりゃあイケメンにキスされるなんて凄く嬉しいことだけど、私と一くんは教師と生徒なのよ。
しかもあんなに年下で…こ、高校生だものね、肌なんてぴっちぴちで羨ましい…じゃなくて!
喜んでどうするのよ悠里!だめよ、禁断の恋とかにときめいてる場合じゃないんだから!

相変わらず心の声が駄々漏れ状態の先生に、俺はにいっと笑う。
嫌がられているわけではないらしいし、脈も何とかありそうだ。
聖帝を卒業して元教え子という立場になってしまえば、禁断の恋だなんて言わせない。
俺が成人して、大人になったら、年の差だって今よりは些細なことになるはずだ。

「もう…先生をからかうのもいい加減にしなさい」

真っ赤になってむうっとむくれた先生にごめんごめんと反省の色なく謝る。
からかってなどいないのだから謝るのも変な話だけれど。

「それよりほら、プリントに集中して。話題を逸らして逃げ出そうなんてそうは問屋が卸しませんからね!」
「猫聞き悪いこと言うなよ、先生。逃げねぇから」
「それを言うなら人聞きです。確かに一くんの言葉なら猫も聞くと思うけど」

ナナツゴロウだものね、とくすくす笑う先生は、もう教師の顔に戻っている。
まずはこの壁を突破しなければ何も始まらない。
そのためには卒業を経て、俺が大人になることが必須だ。
カリカリとプリントにシャーペンを走らせながらもうすぐやってくる受験とその先に思いを馳せる。
先生とこうして補習が出来るのもあと僅か。
それまでは先生の望む俺でいてやろうと、苦手な暗記問題に出来の悪い頭の中を引っ掻き回した。



それから幾日も、幾月も過ぎ、二十歳を迎えた今日。
あの日の決意もそのままに、俺は同じ言葉を先生に―――悠里に告げるのだ。

 

 

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柚季@ゆず

Author:柚季@ゆず
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